映画「ダンスウィズミー」の感想(ネタバレあり)懐メロ満載の和製ミュージカルのはずなんだけど…

映画レビュー

こんにちは、シュッドです!

最近は「グレイテスト・ショーマン」や「ラ・ラ・ランド」、「ボヘミアンラプソディ」などミュージカル映画が流行りですよね?
ただ、日本のミュージカルといえば…あまり思い浮かばない(汗)

といった中で、ついに和製ミュージカルが久々に登場!
しかも、あの矢口史靖の待望の新作!

それが今回ご紹介する「ダンスウィズミー」。

豪華キャストが歌って踊るミュージカルコメディに期待しつつ見てきましたので、早速感想です!

映画「 ダンスウィズミー 」の基本情報

あらすじ

催眠術のせいで、音楽が聞こえるたびに歌い踊りだすカラダになってしまったミュージカル嫌いの静香!
所かまわず歌い踊るせいで恋も仕事も失ってしまい・・・。
さらに、裏がありそうなクセ者たちとの出会いと、度重なるトラブルが!
静香を待つ、ハチャメチャな運命とは!?
果たして無事に元のカラダに戻れるのか!?

http://wwws.warnerbros.co.jp/dancewithme/about/index.html

監督

監督は矢口史靖

ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」などでも知られる日本でも有数のヒットメーカーの1人ですね。

男子のシンクロやスウィングジャズといった独特の題材に対して、綿密な取材を重ねて作品を作り上げていくことで知られています。
今回はミュージカルということで、どのような切り口で表現されるのか注目ですね。

キャスト

主人公の鈴木静香役には三吉彩花。モデル・女優の両面で活躍されていますが、僕のイメージは「メレンゲの気持ち」ですね(笑)
正直、ミュージカルということで未知数なところもあり、どんな感じなんでしょうか?

ただ、矢口監督なので、おそらく猛練習しているはずでそこにも注目ですね!

共演には、実質の相棒役にやしろ優。キーマンとなる催眠術師・マーチン上田役に宝田明
その他にも、三浦貴大ムロツヨシChayなどの面々が出演。

これらキャスト陣が歌って踊るミュージカルコメディとはどんな感じに仕上がっているのでしょうか??

感想

ミュージカル映画というよりは・・・

作品の流れとしてはこうです。

とある理由でミュージカル嫌いとなった大手企業のOL静香。
都会のキャリアウーマンとして、憧れの先輩社員に見染められて恋も出世も大チャンス!
しかし、ひょんなことから催眠術にかかってしまい、音楽を聴くと無意識のうちに歌い踊りだしてしまうように…
そして、催眠をかけた張本人の胡散臭いオッサンは借金取りから夜逃げして行方不明…
そんな最悪な状況で、何とか会社には理由を隠して1週間の休みをゲット!
1週間のうちに催眠術師を捕まえて、元のカラダに戻るのか?
催眠術師のサクラだった千絵とともに全国各地を軽自動車で駆け巡る珍道中!

と、まあこんな感じです。

ぶっちゃけ、ミュージカルではなくてロードムービーです。

一応ミュージカルなんだろうけど、何かピンとこない…
踊りや歌がずっと一本調子で、キャスト陣が特別上手いのかというとそうでもなく…
という感じがずっと続きます。

これはストーリーの特性上しょうがないのかもしれませんが、歌や踊りが必ずしも主人公の心情とリンクしていなくて、見ている側として感情移入できないんですよね。

ただ単にその場で流れ出した曲に対して勝手に踊りだすパターンが続くという…
見ている側としては途中で飽きが来ますし、もどかしい感じがスゴイです(笑)

ただ、視点を変えてロードムービーとして見ると、キャリア志向が強かった静香が千絵とともに全国津々浦々回る中で、いろいろな人や出来事を遭遇し、価値観に変化があり、人として成長していく良作となっています。

特に、子どもの頃の学芸会でミュージカルの主役に抜擢されたのに、緊張からか吐いちゃったという強烈なトラウマから、社会に迎合して悪目立ちせずにステータス重視で物事を考えるようになった静香が、千絵や旅の途中に出会う人々を通じて、本当にやりたかったことは何なのかを見出していく様は一般の人にも響くものがあるのではないでしょうか。

子どもの頃に体験した恥ずかしい思いは確かに今でも忘れられないですよね?(笑)

とりあえずミュージカル映画として見ると、なんか違和感が…という感じでした。

懐メロ満載で昭和歌謡好きにはピッタリ

そんな作品ですが、出てくる楽曲は懐メロのオンパレード!

オープニングは宝田明が「Tonight 星の降る夜に」を歌って登場し、他にも「狙いうち」や「夢の中へ」、「タイムマシンにおねがい」など盛りだくさん。

そんな中で、特に笑ったのが静香と千絵、そしてChay演じる洋子の3人が洋子の知り合いの結婚式で「ウェディング・ベル」を歌うシーン。
その知り合いというのがまさかの元カレで、しかも洋子には接近禁止令発令中…
洋子は清純派のキャラだと思いきや、まさかのメンヘラストーカーだった!

洋子がナイフを持って、新郎新婦に襲い掛かるシーンはある意味この映画の1番の見物かもしれません(笑)

最後にもう一捻り欲しかったかも・・・

そうして、東京から新潟⇒秋田⇒青森⇒函館⇒札幌というロングドライブの末に、ついに催眠術師・マーチン上田を見つけます!

そこから何かもうひと盛り上がりあるかなと思ったのですが、1回歌ったらあっさり解けちゃった…
すごくあっさりとしていて、もうひと展開あっても良かったのでは?と感じちゃいました。

また、キャストは豪華なのですが、この映画、基本的に三吉彩花とやしろ優の二人映画。
ムロツヨシや三浦貴大などをもっとストーリーに絡ませても良かったかもなと思いました。

まとめ

ミュージカル映画としては微妙ですが、ロードムービーとしては良作な気がしました。
ただ、ミュージカル映画と銘打ってるのでどうしても…

ということで、評価は4/10です!
4.0

ありがとうございました!