映画「記者たち~衝撃と畏怖の真実~」のあらすじ、感想!

映画レビュー

「2011年9月11日」

おそらくこの日付でピンとくる人が殆どのはず。
その「9.11」からイラク侵攻に進んでいくアメリカの本当の真実を
小さな新聞社の記者たちが追い求めていく…

そんな実話を基に描かれたこの作品。
難しい単語が並びそうですが、字幕監修はなんとあの”池上彰”!!!
たぶん見ても理解できるはず・・・

という淡い期待のもと(笑)見て参りましたので早速感想です!

映画「記者たち~衝撃と畏怖の真実~」の基本情報

あらすじ

2002年、ジョージ・W・ブッシュ大統領は「大量破壊兵器保持」を理由に、イラク侵攻に踏み切ろうとしていた。新聞社ナイト・リッダーのワシントン支局長ジョン・ウォルコット(ロブ・ライナー)は部下のジョナサン・ランデー(ウディ・ハレルソン)、ウォーレン・ストロベル(ジェームズ・マースデン)、そして元従軍記者でジャーナリストのジョー・ギャロウェイ(トミー・リー・ジョーンズ)に取材を指示、しかし破壊兵器の証拠は見つからず、やがて政府の捏造、情報操作である事を突き止めた。真実を伝えるために批判記事を世に送り出していく4人だが、NYタイムズ、ワシントン・ポストなどの大手新聞社は政府の方針を追認、ナイト・リッダーはかつてないほど愛国心が高まった世間の潮流の中で孤立していく。それでも記者たちは大儀なき戦争を止めようと、米兵、イラク市民、家族や恋人の命を危険にさらす政府の嘘を暴こうと奮闘する…

(出典元:http://reporters-movie.jp/ )

監督

ロブ・ライナー

1947年、アメリカ生まれ
~主な作品~
・『スタンド・バイ・ミー』(1986)
・『恋人たちの予感』(1989)
・『ミザリー』(1990)
・『ア・フュー・グッドメン』(1992)

※本作ではジョン・ウォルコット編集長役でも出演

キャスト

ウディ・ハレルソン(ジョナサン・ランデー)

1961年、アメリカ生まれ
~主な作品~
・『ナチュラル・ボーン・キラーズ』(1994)
・『ラリー・フリント』(1996)
・『スリー・ビルボード』(2016)

ジェームズ・マースデン(ウォーレン・ストロベル)

1973年、アメリカ生まれ
~主な作品~
・『X-メン』シリーズ(2000~2014)
・『ヘアスプレー 』(2007)
・『魔法にかけられて』(2007)

トミー・リー・ジョーンズ(ジョー・ギャロウェイ)

1946年、アメリカ生まれ
~主な作品~
・『逃亡者』(1993) …アカデミー賞助演男優賞受賞
・『メン・イン・ブラック』シリーズ(1997~2012)
・『リンカーン』(2012)

感想

ジャーナリズムとは?報道とは?

アメリカで9.11が起き、その後ブッシュ政権が事件の黒幕はイラクだと断定し戦争へと発展していった。
それを裏付ける数々の証拠全てが、政府の都合よく作られたものだとしたら…

そんなスクープを決して大手ではない新聞社「ナイト・リッダー」がスクープして報道し続けたが、大手新聞社であるNYタイムズやワシントン・ポスト等は政府寄りの報道ばかり。
世論も反イラクへと傾倒し、まさに四面楚歌。
その中でも真実を追い求め続けた”記者たち”の実話。

当時の映像を用いながら、報道された内容を忠実に描いているので、背景などの基礎知識や当時の政府関係者の名前などが頭に入っていないと分かりにくいかもしれないです。
いくら池上彰監修とはいえ、そこまで字幕では表現できないですからね(笑)

当時の世論の論調に左右されず、事実に基づき報道して信念を貫き通した結果、バッシングを受ける。
報道の在り方とは、ジャーナリズムとは何か?と改めて問いかける作品です。
「大統領の陰謀」とかとちょっと被るかもしれないです。

豪華なキャスト陣!だけど…

前述のキャストのほかに、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ジェシカ・ビールなどの豪華キャストが勢ぞろい!

だけど、こんなに出す意味ある??
って正直思っちゃいました。

ミラ・ジョヴォヴィッチの役どころは夫であるウディ・ハレルソンのスクープ内容を聞いて政府の陰謀論を説き、盗聴を疑う妻。
内線続きのユーゴ出身という設定とはいえ一体何者?
これからドンパチとアクション始めるの?って雰囲気…

ジェシカ・ビールはロマンス担当ですが、めっちゃ中途半端。
別にロマンス要素、この映画に要らなくない???

正直、もっと政治や外交の内容にフォーカスすれば、内容が発散せずに纏まりがあったのではと悔やまれます。

ラストは…

ナイト・リッダーが四面楚歌の状態でも奮闘している中で、政府はイラク派兵を決定します。
さあ、ここからどう出るナイト・リッダー!

と思ったら、時間が飛んで戦争終わってるやん!!!

ちょっとあっけ無さすぎじゃない?
それが事実だったとしても、もうちょっと脚色しても良かったのではと思っちゃいます…

とはいえ、ちゃんとテロップで戦争後の顛末は分かるので良いですが。

まとめ

今、この映画をやる意味って、メディアへの干渉や、外交面で強硬策にでているトランプ政権への批判以外の何物でもないですよね(笑)

日本人が見てもピンと来ないかもしれないですが、政府の情報操作やメディアへの干渉をけん制する左な映画ですね。
こういう政治的メッセージ臭がプンプンするのって、なんとなく好きです。

一歩引いた眼で見て、自分がどう感じるのか。
人の考え方や思想によって、見え方がものすごく変わる映画だといえます。

是非1度見てみてください!